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3.学科のアドミッション・ポリシー〔私費外国人留学生(学部留学生)特別入試用〕

◎文教育学部

【人文科学科】
 人文科学科は、人類のさまざまな歩みのなかから、未来の英知につながるあらゆる現象を広く文化としてとらえる人間の知の総合学を志しています。深く幅広い知識を修得し、それらに立脚したオリジナルな問いを自ら見つけだし、必要な資料・データをねばり強く収集・整理したうえで、独自の論理を築きあげる力。勉学を続けていく場合でも、社会に出て活躍する場合でも必ず求められるこうした総合的な力を広く養成することが、本学科の目標です。
 入学前には、さまざまな教科や科目について幅広く学ぶと同時に、自分の関心をもったテーマについて自主的に読書や調査を行うことを通じ、知的探求の面白さを経験してきていただきたいと思います。いわゆる「指示待ち」型ではなく、物事を多面的に考えられる柔軟な思考力を持ち、独創的な解に到達しようとする意欲のある方の入学を希望します。とくに留学生には、異なる文化圏で生活・勉学することから掴むもの、そして他の日本人学友へのフィードバックを期待します。
 なお、人文科学科には、哲学・倫理学・美術史コース、比較歴史学コース、地理学コースの3つのコースがあり、入学後、自分がなにを学びたいのかを見極め、1年次末に、人文科学科の各コース、グローバル文化学環の提供するいずれかの主プログラムを選択します。入学後は一般の学生と同じカリキュラムを受講していくわけですから、それについていくだけの日本語能力と基礎学力が必要となります。
 実際の入学試験では、日本留学試験および本学の学力検査(外国語)の成績、最終出身校の成績証明書、及び口述試験の結果などから総合的に合否を判定します。日本留学試験及び本学の入学試験では、日本語の能力を初めとして、高等学校卒業水準の全般的な基礎学力を見ます。口述試験では、これまで学んできたこと、入学後の勉学の計画と意欲、人文科学科で何を学びたいのか、などについて質問し、それらの問いに的確に応答できるかといった点を評価の対象とします。
                                                
【言語文化学科】
 皆さんは生まれて以来、家庭や社会での生活の中で自分の母語を操る力を獲得してきました。また学校では、母語に加えて外国語の授業も受けてきたでしょう。そして、同時に、心揺さぶる文学作品にもいろいろと出会ってきたことでしょう。そういった経験の中で言葉や文学の美しさ、不思議さを一度も感じたことのない人はあまりいないだろうと思います。
 言葉や文学の美しさへの感動、不思議さへの好奇心は、まだ漠然としたものであるかもしれません。言語文化学科での学習・研究は、それを明確なことばで形にし、さらにそれを解き明かしていく方法を皆さんに示していくはずです。いったんそのような方法に目を開かれたならば、言語も文学もこれまでよりさらに面白く、驚きに満ちたものであることに皆さんは気づくに違いありません。
 また、皆さんは言語のみでなく、それを支える各地域の文化や思想についても学ぶことになるでしょう。異なる文化圏から来られる皆さんにとっては、異文化間の交流ということも、興味のあるテーマではないでしょうか。そうした事柄についても、ぜひこの学科で学習してほしいと思います。
 私たち言語文化学科は、言葉に愛着を持ち、以上述べてきたような学習・研究に興味を感じ、かつそのための訓練に耐えられるだけの十分な基礎学力と、旺盛な知的好奇心を持った学生を求めます。
 選考は、語学能力と全般的基礎学力を測るために、日本留学試験の点数を参考とし、また外国語の試験、面接による口述試験が課されます。口述試験では、質疑を通して、本学での学習計画などを的確に相手に伝えられるかどうかといったコミュニケーション能力や自己表現力を判断します。さらに最終出身校での成績などを加えて総合的に合否を判定します。
                                                
【人間社会科学科】
 当学科には、人間の意識や行動の社会的側面や心理的側面を考察したり、人間の発達について教育科学的、総合的に考えるなどの、さまざまな研究アプローチがありますが、共通しているのは、自分を含めた「人間」に対するあくなき好奇心です。人間に関わる諸問題を学問的に解明したり、そこで得られた知識を実際に役立てていきたいと考える学生の進学を期待します。
 当学科を受験するにあたっては、さまざまな教科や科目について幅広く学んできてください。特に、日本語・英語(外国語)・数学は、大学での学習と研究にとってたいへん重要な基礎的能力を育成するために必要です。
 このほか社会科学(地理、歴史、公民など)や自然科学(理科)の学習を通じて、人間について深く考える姿勢と能力を身につけた学生を歓迎します。
 出願資格には、日本留学試験を受験した者であることを定めてあります。この日本留学試験によって、日本語能力と、幅広い基礎的な知識・教養を身につけているかどうかを判断します。また、入学試験では、大学での研究に必要不可欠な基礎的能力と日本語能力を身につけた志願者を得るために、外国語の学力検査と口述試験を行います。
                                                
【芸術・表現行動学科】
 本学科は、人間の芸術及び表現行動としてのパフォーマンスとその学問的研究との両方を、同時に追求しようとする貪欲な人を求めています。本学は小規模ながらも総合大学ですから、その特性を十分に利用して、「自ら」多様な可能性を切り開こうという積極的姿勢が要求されます。
 なお、本学科では、学びの専門性を活かすために、複数プログラム選択履修制をとっておりません。受験の際に選択したコースに2年次から所属することになります。

◇舞踊教育学コース:
 本コースは、舞踊を中心にスポーツから日常動作にいたる人間の身体活動や表現について、理論と実践の両面から積極的に研究を進めることのできる、両者のバランスの取れた、エネルギッシュな人材を求めています。
◇音楽表現コース:
 音楽は人間の感性に関わるとともに、高度に知的社会的な活動であり、人間の営みに深く根づいています。勉強も実技もきちんとやってみたい、そんな贅沢な悩みを抱えている人にこそ、本コースは開かれています。
(グローバル文化学環について)
 文教育学部では平成17年度から「グローバル文化学環」という新しいースを設置しました。この学環は、、国際協力やビジネス・学校教育・地域社会など、さまざまな場で、文化の差異を理解し、それを越えて協働できるグローバル時代の新しい市民を育成することを目的にしています。
 その特徴は、文教育学部の3つの学科(人文科学・言語文化・人間社会)のいずれの学生も、主プログラムとして選択できることです。また、所属学科のいずれかの副プログラムを履修することで、学際的な学修をおこなうことができます。
 この学環での学修を希望する人は、自分の関心や得意分野にそって、受験する学科を選んでください。カリキュラムなど、さらに詳しい情報を知りたい人は、文教育学部のホームページにアクセスしてみてください。


◎理学部

【数学科】                        
 数学は、あらゆる現象の背後にある数や図形の永久に変わらない真理を追究する学問です。それを学ぶことで、魂を揺さぶる美しいものや実生活で役に立つものに出会い、また世界を見通すための厳格な論証法を身につけられると考えます。                       
 このような観点から、数学科では主に以下のような目標を持った人を求めます。
  ・教師や研究者のように数学を職業としたい人
  ・数理的な素養を生かして社会を支える仕事につきたい人
  ・とにかく数学に対して意欲を持って勉強したい人
 受験生に求めるのは以下のことです。
  ・高校での数学を十分に理解し、大学での講義に必要な数学の知識を身につけている。
  ・文章から数学的な意味を読み取ることができる。
  ・自分の考えを数学的、論理的な文章に表現して相手に伝えられる。

【物理学科】
 自ら考えて問題を見つけ出し、自ら考えてこれを解決する学生を希望します。(もちろん、必要になれば教員の適切な助言および指導を受けることができます。)また、豊かな人間性とともに、他人との協調性に優れた人格が望まれ、忍耐力も必要です。卒業後には物理学の勉学を通して培った、「物事の法則を発見しそれを応用する能力」を各方面で発揮し、社会において指導的役割を果たす女性となることを期待しています。しかしながら究極的には、「物理学を学んで生き生きと充実した人生を送ること」が最も大切と考えています。 
                                               
【化学科】
 化学は、原子・分子をなかだちとして自然科学のあらゆる分野と密接に協力して発展するものであり、その領域は数学・物理学の理解が不可欠な分野から、さらに生物学や地球科学の知識の必須な分野まで広がっています。したがって、化学科の志願者は、高校では化学のほかにこれらの基礎となる科目、特に、物理・生物を幅広く履修して、理論的思考力や自然科学の基礎知識をしっかり体得しておくことが望まれます。また、英語で書かれた文献を読みこなす語学力も要求されますので、高等学校での英語の十分な学習が必要です。入学後には、専門の学習や研究の基盤となる実験能力を養うため、学生実験を重視しています。
 これらをふまえて、入学試験においては、総合的理解力をその評価基準とします。
                                               
【生物学科】
 生物学では、微生物からヒトまで、多種・多様な“生き物”の複雑で多様な生命現象を研究します。そのためには、いろいろな視点から考える柔軟な思考力とそれを支える幅広い基礎知識が必要です。したがって、高校生時代を通して、理系、文系を問わず、教科科目を幅広く学び、論理的思考や知的好奇心をはぐくんでいることを希望します。また、“生き物”の複雑で多様な生命現象を観察し、“生き物”と忍耐強く対話し、自ら考え、自ら問題を見つけ、試行錯誤しながらこれを解決する意欲とパワーをもつ学生を希望します。
“生き物”に関する理解と関心を深め、人間社会により豊かな知の財産を築ける人に育つことを期待しています。
                                                
【情報科学科】
 情報科学はコンピュータの出現によってその存在と価値が確かめられた「情報」とよばれる概念を、エネルギーや物質と並ぶ世界の主要な構成要素として認識し、その生成、管理、利用に関する原理を探究する新しい学問分野です。今日、その応用は自然科学や工学のみならず、社会科学や人文科学にも及んでいます。この奥深さを理解し、これまでの成果を学びたい人、さらに今後の進展に積極的に貢献したい人にぜひ進学してきてほしいと思います。情報科学は、これまでの数理科学や自然科学の考え方を偉大な先達として独自の方法論を展開しようとしていることから、広くかつ深い理系のセンスが問われます。情報科学を通じて21世紀の科学技術を支えるのは自分たち女性だと心底思っている人、あるいは思いたい人、あるいはそういわれて「そうなんだ」と今気づいた人を大歓迎します。


◎生活科学部

【食物栄養学科】
 食物は人間が生きていくために必要であり、おいしい料理や豊かな食生活はわれわれの生活にうるおいと楽しさを与えます。一方で、偏った食事や不規則な食習慣はさまざまな疾患の原因となって、われわれの健康に影響を及ぼします。食物と人間および健康は時代を問わず、社会の人々から大きな関心がもたれています。
 本学科は、豊かな食生活や健康な社会の実現に向けて、食物と栄養に関する科学的視点と実践力を身につけた社会のリーダーとなる専門家の育成をめざしています。そのために、本学科では、食品化学、食品貯蔵学、調理科学、栄養化学、臨床栄養学、応用栄養学、栄養教育学、給食経営管理学、公衆栄養学などさまざまな学問分野において、遺伝子レベルから人間栄養学的なものまで幅広く教育研究を行っています。少人数教育による実験実習を重視し、卒業研究では、全員が食物栄養学科や生活環境教育研究センターの各研究室で、特定のテーマについて研究を行います。また、本学科を卒業すると、栄養士免許を取得できると同時に、管理栄養士の国家試験受験資格が得られます。
 本学科の教育研究は自然科学を基盤とするため、高等学校において化学、生物、物理などの自然科学の基礎をしっかり学習していることを望みます。食物や栄養、健康に強い関心を持ちそれを社会に還元しようとする意欲のある人には最適な学科です。

【人間・環境科学科】
 人間は、利便性、快適性、安全性などを追求し、身の回りの環境を常に変えて来ました。食糧は豊富になり、暮らしは便利になり、病気が減り寿命も延びました。しかしその反面、環境のあまりに大きく急速な変化に対して人間が適応できず、人類の存続にも影響する様々な問題も生じてきています。これに対して本学科では、「人間にとっての環境、環境にとっての人間」という視点に立ち、人間と環境の相互の働きかけを具体的に評価・設計・提案し、よりよい生活環境を創造するための研究と教育を行っています。
 本学科の柱となる学問分野には、自然人類学、人体生理学、人間工学、福祉工学、環境機能材料学、環境化学、環境衛生工学、建築学などがあります。自然科学の好きな人、人間と環境にかかわる基礎的な科学を十分に学び、深く研究してみたい人、専門家として真に健康で豊かな生活を構築するために寄与したいと考えている人を、本学科は歓迎します。志望される方は、高等学校において理数系の基礎をしっかりと履修していることを望みます。
                                                
【人間生活学科】
 人間の生活は、生涯にわたる人間の発達、生活を営むための人間社会のあり方、民族、歴史や伝統、文化などさまざまな面が相互に関連した、複雑で総合的な営みです。高度に複雑化した現代社会においては、この複雑な人間生活の営みを総合的に理解し、人間が生涯を通して生き生きと生活できるための条件や社会の仕組み、文化のあり方を明らかにし、それを実現する人材が求められています。
人間生活学科では、こうした豊かな人間生活の実現を担う人材の育成を、相互に関連する3つのアプローチによってめざしています。@人間の生涯発達にかかわる発達心理学・臨床心理学・保育学的理解と実践の連携、家庭や保育あるいは心理臨床などの現場に役立つ理解−発達臨床心理学、A地域社会から国際社会まで、多元的な社会環境を視野に入れ、家族、消費者、女性、高齢者、子ども、政策の問題など、生活と社会及びその関係についての社会科学的理解−生活社会科学、B人間にとって最も身近な服飾と住居、工芸、デザインを中心とする生活造形を対象とし、生活文化の歴史と現在について、美学的・比較文化的・民俗学的理解−生活文化学の3つです。こうした課題に関心があり、問題意識と研究意欲を持っている人、錯綜する現代の生活状況の中で、人間性を重視した社会を築くために貢献したいと考えている人、潤いのある生活を実現しようという熱意をもっている人には、ぜひ人間生活学科で学んでほしいと思います。特に、人間生活学科の専門領域の勉学に具体的な問題意識を持つ人の入学を期待しています。
 選考は、試験の成績と口述試験の結果を総合して判定します。口述試験では質疑を通して、将来の勉学計画や自分の考えを明確に持ち、かつそれを相手に的確に表現できるかといったコミュニケーション能力を評価します。                                          

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