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入試情報

3.学科のアドミッション・ポリシー(一般入試用)

◎文教育学部

【人文科学科】
 人文科学科は、人類のさまざまな歩みのなかから、未来の英知につながるあらゆる現象を広く文化としてとらえる人間の知の総合学を志しています。深く幅広い知識を修得し、それらに立脚したオリジナルな問いを自ら見つけだし、必要な資料・データをねばり強く収集・整理したうえで、独自の論理を築きあげる力。勉学を続けていく場合でも、社会に出て活躍する場合でも必ず求められるこうした総合的な力を広く養成することが、本学科の目標です。
 高校では、さまざまな教科や科目について幅広く学ぶと同時に、自分の関心をもったテーマについて自主的に読書や調査を行うことを通じ、知的探求の面白さを経験してきていただきたいと思います。いわゆる「指示待ち」型ではなく、物事を多面的に考えられる柔軟な思考力を持ち、独創的な解に到達しようとする意欲のある学生の皆さんの入学を希望します。
 なお、人文科学科には、哲学・倫理学・美術史コース、比較歴史学コース、地理学コースの3つのコースがあり、入学後、自分が何を学びたいのかを見極め、1年次末に、人文科学科の各コース、グローバル文化学環の提供するいずれかの主プログラムを選択します。
○前期日程
 前期日程については、大学入試センター試験および本学の個別学力検査の合計点によって合否を判定します。
○後期日程
 後期日程については、より個性的な学力を見るために、大学入試センター試験の得点の高い方から順に3教科・科目を利用し(150点) 、本学の試験(100点) との合計で合否を判定します。本学の試験では、英語の課題文を読んだうえで、設問に従って論述するという小論文を出題します。この試験では英和辞書(電子式を除く。)の持ち込みを認めています。なぜなら、ここでは英文の逐語訳ができるかどうかよりも、全体の文意を的確に捉えることができるか(英語の読解力)という点を重視しているからです。くわえて、発想の独創性、論理構成力、豊かで正確な文章表現力といった点が評価の対象となります。

【言語文化学科】
 皆さんは学校では主として国語や外国語の授業で文学や言語に接してきました。そしてそれ以上に、生まれてから現在までの家庭生活や社会生活の中で、言葉を操る力を獲得し、心を揺さぶる文学作品に出会ってきたことでしょう。その中で、言葉や文学の美しさや不思議さを一度も感じたことのない人はあまりないと思います。
 言語文化学科での学習研究を通じて、皆さんは漠然とした感動や疑問を明確な言語として表現し、さらにそれを説明、解明していく方法を学ぶことでしょう。また、そうした方法を身につけることにより、これまで気づかないでいた言葉や文学の面白さや不思議さを発見することでしょう。また、日本語・中国語・英語・フランス語の各言語文化圏に固有の文化や思想、そして異文化間の交渉や交流について深く知ることになるでしょう。私たちは、そのような知的行為に興味を持ち、そのための訓練に耐えられるだけの、十分な基礎学力と、旺盛な知的好奇心と、言葉への愛着を持った学生を求めます。入学後は、1年次末に、主プログラムを決定します。
 一般入試は、前期日程のみです。それぞれの試験方法と評価の基準について、以下に簡単に紹介しておきます。
○前期日程
 大学入試センター試験と本学の個別学力検査の合計点で決まります。大学入試センター試験に関しては、国語や外国語の点数を特に重く見ることはしていません。それは、本学科の選抜方法が、高等学校までどの科目もおろそかにすることなくきちんと学習してきた学生を選ぶことを目的としているからです。大学入試センター試験では主要5または6教科の基礎的な学力を判定します。本学の個別学力検査は国語と外国語ですが、いずれも基礎的な知識の他に、長い文章を正確に読みとる力、自分の考えを文章できちんと表現する力があるかを見ます。

【人間社会科学科】
 人間社会科学科では、人間について深い理解を持ち、その理解を現実的な場面で役立てていこうとする意欲ある人を求めます。当学科には、人間の意識や行動の社会的側面を考えたり(社会学)、心理的側面を考察したり(心理学)、人間の発達について多角的に考える(教育科学)という、3つの研究領域がありますが、共通しているのは、自分を含めた「人間」に対するあくなき好奇心です。人間に関わる諸問題を学問的に解明したり、そこで得られた知識を実際に役立てていきたいと考える学生の進学を期待します。
 高校ではさまざまな教科や科目について幅広く学んでください。特に、国語・英語(外国語)・数学は、大学での学習と研究にとってたいへん重要な基礎的能力を育成するのに役立つでしょう。このほか地歴・公民や理科の学習を通じて、人間について深く考える姿勢と能力を身につけた学生を歓迎します。
 なお、人間社会科学科には、上記のように社会学コース、心理学コース、教育科学コースの3つのコースがあり、各コースはそれぞれ主・強化・副プログラムを提供しています。入学後、各コースの特徴と自分の関心とを精査検討して、1年次末にいずれかのコースまたはグローバル文化学環が提供する主プログラムを選択することになります。
○前期日程
 前期日程では、大学入試センター試験によって、幅広い基礎的な知識・教養を身につけているかどうかを判断します。学科ごとの個別学力検査では、大学での研究に必要不可欠な基礎的能力を身につけた志願者を得るために、国語・数学・外国語の3科目入試にしています。
○後期日程
 後期日程では、幅広い基礎的教養のほか個性的な学力を見るために、大学入試センター試験の5教科又は6教科に加え、小論文を採用しています。小論文では、「読み、思考し、表現する」能力などが評価の対象となります。

【芸術・表現行動学科】
 本学科は、人間の芸術及び表現行動としてのパフォーマンスとその学問的研究との両方を、同時に追究しようとする貪欲な人を求めています。本学は小規模ながらも総合大学ですから、その特性を十分に利用して、「自ら」多様な可能性を切り開こうという積極的姿勢が要求されます。
 なお、本学科では、学びの専門性を活かすために、複数プログラム選択履修制をとっておりません。受験の際に選択したコースに2年次から所属することになります。

◇舞踊教育学コース:
 本コースは、舞踊を中心にスポーツから日常動作にいたる人間の身体活動や表現について、理論と実践の両面から積極的に研究を進めることのできる、両者のバランスの取れた、エネルギッシュな人材を求めています。舞踊は高校で学ぶ全ての教科と関連していますので、幅広く学習を進めてください。その上で、保健体育、国語及び英語については特に重点的に学習し、基本的な運動能力、文章表現力、英文の読解力をきちんと身につけてきてください。
 前期日程では、大学入試センター試験および本学の個別学力検査の合計点によって合否を判定します。


◇音楽表現コース:
 音楽は人間の感性に関わるとともに、高度に知的社会的な活動であり、人間の営みに深く根づいています。勉強も実技もきちんとやってみたい、そんな贅沢な悩みを抱えている人にこそ、本コースは開かれています。高校で学ぶ教科はすべて重要ですが、音楽は言うまでもなく、英語と世界史はしっかりと身につけてきてください。
○前期日程
 大学入試センター試験と本学の個別学力検査による合計点で決まります。ただし、実技検査全科目の平均点が6割に満たない場合は不合格となります。
○後期日程
 大学入試センター試験によって決まります。ただし、実技検査全科目の平均点が6割に満たない場合は不合格となります。


(グローバル文化学環について)
 文教育学部では平成17年度から「グローバル文化学環」という新しいースを設置しました。この学環は、、国際協力やビジネス・学校教育・地域社会など、さまざまな場で、文化の差異を理解し、それを越えて協働できるグローバル時代の新しい市民を育成することを目的にしています。
 その特徴は、文教育学部の3つの学科(人文科学・言語文化・人間社会)のいずれの学生も、主プログラムとして選択できることです。また、所属学科のいずれかの副プログラムを履修することで、学際的な学修をおこなうことができます。
 この学環での学修を希望する人は、自分の関心や得意分野にそって、受験する学科を選んでください。カリキュラムなど、さらに詳しい情報を知りたい人は、文教育学部のホームページにアクセスしてみてください。


◎理学部

【数学科】
 数学は、あらゆる現象の背後にある数や図形の永久に変わらない真理を追究する学問です。それを学ぶことで、魂を揺さぶる美しいものや実生活で役に立つものに出会い、また世界を見通すための厳格な論証法を身につけられると考えます。
 このような観点から、数学科では主に以下のような目標を持った人を求めます。
  ・教師や研究者のように数学を職業としたい人
  ・数理的な素養を生かして社会を支える仕事につきたい人
  ・とにかく数学に対して意欲を持って勉強したい人
 受験生に求めるのは以下のことです。
  ・高校での数学を十分に理解し、大学での講義に必要な数学の知識を身につけている。
  ・文章から数学的な意味を読み取ることができる。
  ・自分の考えを数学的、論理的な文章に表現して相手に伝えられる。
 入試問題について:数学については、学習指導要領の趣旨を踏まえて、高等学校の生徒が教科書の中から 論理的に思考して直ちに理解できる事項を出題範囲とします。
○前期日程
 前期日程では、基礎学力を試すために標準的問題を多数、そして柔軟な思考能力を試す問題を少し出題します。標準的問題は、「答えが合っているかどうか」という問題を解く能力を見るだけでなく、上記のように「論理的な文章の読み書き」の能力を調べるためのものです。数学に限らないことですが、自分の考えを説明するには筋道を明確にして議論をすすめなくてはいけません。ですから、受験生は数式を使った小論文を書くつもりで答案を書けば、高い評価を得るでしょう。
 合否は、大学入試センター試験の得点と、出願書類及び本学の個別学力検査の結果により判定されます。
○後期日程
 後期日程では、数学の力を重視して選考します。本学の個別学力検査(数学)では、高校で学ぶ数学の基礎的事項を正確に理解し応用できる力、基本的な計算を確実に行える力、考えたことを明解かつ論理的に述べることができる力などをみます。また、外国語で書かれた数学の文献を読む必要性や国際的にも活躍する人材の養成という趣旨を踏まえ、大学入試センター試験の外国語を選考に用います。

【物理学科】
 自ら考えて問題を見つけ出し、自ら考えてこれを解決する学生を希望します。(もちろん、必要になれば教員の適切な助言および指導を受けることができます。)また、豊かな人間性とともに、他人との協調性に優れた人格が望まれ、忍耐力も必要です。卒業後には物理学の勉学を通して培った、「物事の法則を発見しそれを応用する能力」を各方面で発揮し、社会において指導的役割を果たす女性となることを期待しています。しかしながら究極的には、「物理学を学んで生き生きと充実した人生を送ること」が最も大切と考えています。
○前期日程
 前期日程では、豊かな人間性をもつ志願者を得るために、大学入試センター試験から幅広い教養を身につけているかどうかを判断します。また本学の物理の試験では、単なる公式の暗記力を見るのではなく、「物事の法則を発見しそれを応用する能力」を判定するために、様々な工夫を凝らした問題が出題されます。このような能力を発揮するためには、数理的な解析力や表現力が必須です。そのため数学の試験を課しています。合否は、出願書類を参考にし、大学入試センター試験と本学の個別学力検査の合計点で判定します。合計点が同点の場合には、本学の個別学力検査の物理の点数を重視しています。
○後期日程
 後期日程では、大学入試センター試験のみを課しています。これは、幅広い教養を身につけた学生をバランスの取れた出題問題から求めようとするものですが、物理学科のアドミッション・ポリシーに従って、物理学と数学の試験を重視しています。合否は、出願書類を参考にしながら、大学入試センター試験の合計点で判定します。

【化学科】
 化学は、原子・分子をなかだちとして自然科学のあらゆる分野と密接に協力して発展するものであり、その領域は数学・物理学の理解が不可欠な分野から、さらに生物学や地球科学の知識の必須な分野まで広がっています。したがって、化学科の志願者は、高校では化学のほかにこれらの基礎となる科目、特に、物理・生物を幅広く履修して、論理的思考力や自然科学の基礎知識をしっかり体得しておくことが望まれます。また、英語で書かれた文献を読みこなす語学力も要求されますので、高等学校での英語の十分な学習が必要です。入学後には、専門の学習や研究の基盤となる実験能力を養うため、学生実験を重視しています。
○前期日程
 合格判定は、出願書類を参考にしながら、大学入試センター試験と本学の個別学力検査の合計点で判断しています。本学の個別学力検査では、化学の知識と理解力などの基礎学力ばかりでなく、筋道を立てて考える論理的な思考力や、答えに至るまでの自分の考えを正しく表現する能力も判定します。
○後期日程
 大学入試センター試験および本学の個別学力検査を課しています。(個別学力検査の内容については、入試課ホームページを参照のこと。(URL http://www.ao.ocha.ac.jp/) 大学入試センター試験では、化学を中心とした幅広い基礎知識と理解力を身につけているかどうかを判断するため、理科にウエイトを置きつつ、数学、外国語、国語などの試験も重視します。合格判定は、出願書類を参考にしながら、大学入試センター試験の成績及び本学の個別学力検査(小論文)の結果に基づいて行います。なお、入学後、化学科専門科目では、化学U及び数学Vの内容を理解していることを前提に授業を行うので注意してください。

【生物学科】
 生物学では、微生物からヒトまで、多種・多様な“生き物”の複雑で多様な生命現象を研究します。そのためには、いろいろな視点から考える柔軟な思考力とそれを支える幅広い基礎知識が必要です。したがって、高校生時代を通して、理系、文系を問わず、教科科目を幅広く学び、論理的思考や知的好奇心をはぐくんでいることを希望します。また、“生き物”の複雑で多様な生命現象を観察し、“生き物”と忍耐強く対話し、自ら考え、自ら問題を見つけ、試行錯誤しながらこれを解決する意欲とパワーをもつ学生を希望します。“生き物”に関する理解と関心を深め、人間社会により豊かな知の財産を築ける人に育つことを期待しています。
○前期日程
 前期日程では、生物の基礎知識や考え方を判定しますが、それだけでなく、データや図形を理解する能力、それらを組み合わせて考える能力も判定します。さらに、数学、物理学、化学の論理と知識も重要と考えています。したがって、数学と物理・化学(選択)の試験を課しています。また、学年が上がるにつれて外国語の文献や本を読んだり、外国語で研究成果を発表する機会が多くなります。そのため、外国語試験を課しています。合格判定は、出願書類を参考にし、大学入試センター試験と本学の個別学力検査の合計点で行っています。合計点が同点の場合には、本学の生物の点数を重視します。
○後期日程
 大学入試センター試験及び本学の個別学力検査(小論文及び面接)を課しています。大学入試センター試験では、科学に関する幅広い知識と考え方を身につけているかを判断するために、理科に重点を置きます。小論文では、生命現象をさまざまな視点から解析する柔軟かつ論理的な思考力、問題提示及び問題解決能力を備えているかどうかを見ます。面接では、面接担当教員との質疑応答を通して総合的な思考力を判断します。それと同時に生物学を学ぶ意欲も重視します。

【情報科学科】
 情報科学はコンピュータの出現によってその存在と価値が確かめられた「情報」とよばれる概念を、エネルギーや物質と並ぶ世界の主要な構成要素として認識し、その生成、管理、利用に関する原理を探究する新しい学問分野です。今日、その応用は自然科学や工学のみならず、社会科学や人文科学にも及んでいます。この奥深さを理解し、これまでの成果を学びたい人、さらに今後の進展に積極的に貢献したい人にぜひ進学してきてほしいと思います。情報科学は、これまでの数理科学や自然科学の考え方を偉大な先達として独自の方法論を展開しようとしていることから、広くかつ深い理系のセンスが問われます。情報科学を通じて21世紀の科学技術を支えるのは自分たち女性だと心底思っている人、あるいは思いたい人、あるいはそういわれて「そうなんだ」と今気づいた人を大歓迎します。
○前期日程
 前期日程では、豊かな人間性をもつ志願者を得るために、大学入試センター試験から幅広い教養を身につけているかどうかを判断します。基本的な考え方にあるように、情報科学は奥行きの深い学問であり、高校時代には理数系全般を学んで来ることが望まれます。そのため本学の情報科学科の試験では、理科系の選択で数学、物理、化学および生物の4つの試験から2科目を選べるようにしています。また、理系において数学は基本的な能力であり、本学科の試験でも数学を重視しています。合格判定は、出願書類を参考にし、大学入試センター試験と本学の試験の重みを付けた合計点に基づいて行われます。(詳しいことは募集要項の配点表を参照してください。 )合計点が同点の場合には、本学の個別学力検査の点数を重視します。なお、入学時にコンピュータを使えることは仮定しません。
○後期日程
 後期日程では、大学入試センター試験と本学独自の数学の試験を課しています。大学入試センター試験を課すことは、幅広い教養を身につけた学生をバランスのとれた出題により求めたいという趣旨ですが、情報科学科のアドミッション・ポリシーに従って、数学、理科と外国語の点数を重視しています。また、本学独自の数学の試験は情報科学を勉強するために必要となる数学の素養を持った学生を求めたいという趣旨に基づいています。
 合格判定は、出願書類を参考にしながら、大学入試センター試験の上記3科目に重みを付けた合計点と本学独自の数学の試験に基づいて行われます。(詳しいことは、入試要項の配点表を参照してください。)入学時までにコンピュータを習得していることは仮定しません。


◎生活科学部

【食物栄養学科】
 食物は人間が生きていくために必要であり、おいしい料理や豊かな食生活はわれわれの生活にうるおいと楽しさを与えます。一方で、偏った食事や不規則な食習慣はさまざまな疾患の原因となって、われわれの健康に影響を及ぼします。食物と人間および健康は時代を問わず、社会の人々から大きな関心がもたれています。
 本学科は、豊かな食生活や健康な社会の実現に向けて、食物と栄養に関する科学的視点と実践力を身につけた社会のリーダーとなる専門家の育成をめざしています。そのために、本学科では、食品化学、食品貯蔵学、調理科学、栄養化学、臨床栄養学、応用栄養学、栄養教育学、給食経営管理学、公衆栄養学などさまざまな学問分野において、遺伝子レベルから人間栄養学的なものまで幅広く教育研究を行っています。少人数教育による実験実習を重視し、卒業研究では、全員が食物栄養学科や生活環境教育研究センターの各研究室で、特定のテーマについて研究を行います。また、本学科を卒業すると、栄養士免許を取得できると同時に、管理栄養士の国家試験受験資格が得られます。
 本学科の教育研究は自然科学を基盤とするため、高等学校において化学、生物、物理などの自然科学の基礎をしっかり学習していることを望みます。具体的には、数学については数学T・U・A・Bを、理科については物理T・U、化学T・U、生物T・Uのうち2科目以上を履修しておくことを求めます。また、数学V・Cについても履修していることを望みます。食物や栄養、健康に強い関心を持ちそれを社会に還元しようとする意欲のある人には最適な学科です。
○前期日程
 前期日程では、大学入試センター試験(5教科7科目)と本学の個別学力検査(数学、理科、外国語)において、自然科学をはじめとする幅広い基礎学力を評価します。
○後期日程
 後期日程では、大学入試センター試験の成績を重視します。面接では本学における勉学意欲や適性の確認、自然科学系の基礎知識に関する質問をすることもあります。面接はABC評価により、合格判定の資料とします。

【人間・環境科学科】
 人間は、利便性、快適性、安全性などを追求し、身の回りの環境を常に変えて来ました。食糧は豊富になり、暮らしは便利になり、病気が減り寿命も延びました。しかしその反面、環境のあまりに大きく急速な変化に対して人間が適応できず、人類の存続にも影響する様々な問題も生じてきています。これに対して本学科では、「人間にとっての環境、環境にとっての人間」という視点に立ち、人間と環境の相互の働きかけを具体的に評価・設計・提案し、よりよい生活環境を創造するための研究と教育を行っています。
 本学科の柱となる学問分野には、自然人類学、人体生理学、人間工学、福祉工学、環境機能材料学、環境化学、環境衛生工学、建築学(意匠、計画)などがあります。自然科学の好きな人、人間と環境にかかわる基礎的な科学を十分に学び、深く研究してみたい人、専門家として真に健康で豊かな生活を構築するために寄与したいと考えている人を、本学科は歓迎します。志望される方は、高等学校において理数系の基礎をしっかりと履修していることを望みます。具体的には、数学については数学T・U・A・Bを、理科については物理T・U、化学T・U、生物T・U、地学T・Uのうち2科目以上を履修しておくことを求めます。また、数学V・Cについては履修していることを望みます。
○前期日程
 前期日程では、大学入試センター試験(5教科7科目)と本学の個別学力検査(数学、理科、外国語)において、自然科学をはじめとする幅広い基礎学力を評価します。
○後期日程
 後期日程では、大学入試センター試験の成績を重視します。面接では本学における勉学意欲や適性の確認、自然科学系の基礎知識に関する質問をすることもあります。面接はABC評価により、合格判定の資料とします。

【人間生活学科】
 人間の生活は、生涯にわたる人間の発達、生活を営むための人間社会のあり方、民族、歴史や伝統、文化などさまざまな面が相互に関連した、複雑で総合的な営みです。高度に複雑化した現代社会においては、この複雑な人間生活の営みを総合的に理解し、人間が生涯を通して生き生きと生活できるための条件や社会の仕組み、文化のあり方を明らかにし、それを実現する人材が求められています。
 人間生活学科では、こうした豊かな人間生活の実現を担う人材の育成を、相互に関連する3つのアプローチによってめざしています。@人間の生涯発達にかかわる発達心理学・臨床心理学・保育学的理解と実践の連携、家庭や保育あるいは心理臨床などの現場に役立つ理解−発達臨床心理学、A地域社会から国際社会まで、多元的な社会環境を視野に入れ、家族、消費者、女性、高齢者、子ども、制度と政策の問題など、生活と社会及びその関係についての社会科学的理解−生活社会科学、B人間にとって最も身近な服飾と住居、工芸、デザインを中心とする生活造形を対象とし、生活文化の歴史と現在について、美学的・比較文化的・民俗学的理解−生活文化学の3つです。こうした課題に関心があり、問題意識と研究意欲を持っている人、錯綜する現代の生活状況の中で、人間性を重視した社会を築くために貢献したいと考えている人、潤いのある生活を実現しようという熱意をもっている人には、ぜひ人間生活学科で学んでほしいと思います。
 志望される方は、人間生活学科の3つのアプローチを踏まえ、高等学校において地理歴史・公民の諸科目など文科系の基礎を幅広く履修していることを望みます。
 入学後は一年次末に主プログラムを選択することになります。
○前期日程
 前期日程では、大学入試センター試験(5または6教科7科目)と本学の個別学力検査(2教科:外国語、国語または数学)により、幅広い基礎学力を評価します。


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